合成人間の研究期間

 十助の年齢が戸籍の通りなら少なくとも二十年は生きていて、寺月の表社会での活動は(『歪曲王』での羽原調べから)約32年、彼の経済効果担当としての活動期間、合成人間の見目は見目より年老いてもその逆の者がいない(かも)ことを考える“特別製”の研究は二十年少し前からなのかな。
(ウトセラのことは置いといて。)

 合成人間の歴史が分かるのは、最古が寺月しかいないんだよな。遺伝研究から表舞台での研究よりもシステムの方が進んでそうだから、150年前には遺伝法則ももっと研究されていて、合成人間らしき人はいるにはいるなんてのがあったら面白いなぁ。

 特殊能力の発露は今以上に不発で、ウトセラが登場するまでは改造とか沢山されていてさ。うーん、しかし、それなら合成人間のプロトタイプってどんな風だったんだろう。最初から合成人間ってのはないのよ。作り方が分からなければ作りようがない。通常よりも身体機能の発達と能力が生まれることを知った当時の人は驚いたろうな

 中枢はこの合成人間が生まれたことが分かるとしめたと思うよりも危機を感じていそう。MPLSとは異なる超人がこれから作られ生まれていくことに、彼らがまとまりでもしたら国よりも面倒なことが起きそう。だからお互いを監視し合わせているのかもしれないけど。


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