2021.03.01 13:04肌に纏わりつく悪夢零戦が終わった。壱奇妙なる男を見た。この暑さの中で着物を脱がない。終戦後、都を軸に商いの発展が目覚ましい。どちらが勝ちにもならなかったこの戦で買ったのは商人だ。身も魂も戦に置いてきたサムライは数知れず。異臭を漂わせ、思わず濡れタオルを差し出したが腕に一瞥し断られる。そこに何があるのか聞けなかった。