十助は肌の色が緑であることを恐れて、必要以上には近づかず、触れもしない。深夜までの作業に疲れて寝落ち、起きるとソファに寝かされているのに気がつく。側にいた蝉ヶ沢が十助を運んだと言い、何も見てないよねと思わず尋ねる。よだれ垂らしてぐーすか寝ていた奴なら見たわねってとぼける。
寝ぼける十助が「僕の肌は緑で、つまるところ人間じゃないんだ」と言うと、蝉ヶ沢も「実は私も人間じゃないのよ」って返す。
十助君人を苗字よりも名前呼びにしているけど、あの肌故に人と一定の距離を置かないといけないって自制と、寂しさから人に会いたがる性がいいですね。でも景山だけは最初から最後まで苗字呼びである。
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