廃侍身

元ネタは、著作 久坂部羊『廃用身』

プロット

 私の中で連載しているおさむらい大戦妄想では、

 義手義足程度の身体補助としての“機械化“はまだあったけども、そこに武器を仕込む発想と技術がない。一部の重火器をアキンドから仕入れていたことから、ある時、義手義足も武器を仕込むようになる。

 戦で手足を失ったサムライだったものは率先して自らを、冷たい鉄の手足に替えた。それを聞いた一部の特殊な感覚を持ったサムライが自身の生身の手足を見つめる。

 身体の機械化の技術は進み、義眼等も機械化可能となる。一部の者は胴体を生身以外の物へ代えることも出来た。

 アキンドはこの様子から、完全なる機械化の計画を持ちかける。脳だけ生身で他を機械にしてしまおうという話だった。

 過去の事例から、生身の人間が巨大な人形の機械に入ることはあった。特に手足を失った者の機体は直接神経を繋いでおり、その機体の早さは生身での操作よりも遥かに早いものだったのだ。完全な機械化に率先して望んだのは綺麗にどこも欠けてない生身のサムライだった。

 自らを体を捨てた事例があれども、全身機械化は進まない。一部だけ機械化が殆どの中、タノモというサムライが全身機械化を望んだ。彼も最初こそ体を捨てることに抵抗があったが、四肢も腹もはまともに機能しているものがない状態。生き長らえるよりもまだ戦っていたいと思った死ぬ直前の決断であった。

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