2017.08.24 15:44暑中見舞い如何でしょうか書店に寄る伊佐と千条。季節コーナーで暑中見舞いの葉書が展開されている。「こういうの送る相手がいれば楽しいだろうね」と呟く千条に「なら俺はこれを送ろうとしているんだが、千条はどれを選ぶ?」と適当に見繕った絵葉書を渡す。「そうだね…、伊佐は先に買いに生きなよ。着いてからのお楽しみさ」
2017.08.11 22:00ひやりひやり 伊佐は気が付いたら空を見ていた。何故空が見えるかと疑問が浮かぶがすぐに解った。自分は寝ていて、なにか固い板の様なところで寝ている。額と、首、手首足首には何か生ぬるい何かが当たっている。ぼうと意識が覚醒出来ていないが、起き上がり生ぬるい者を確認すると濡れたタオルだったり、ミネラルウォーターだったりが伊佐の身体に当てられていた。後ろも見ると、丁度頭が置かれていたところには鞄にジャケットが畳まれたものが掛けられていて、即席の枕があった。自分が寝かされていたのはベンチだった。 あたりを見回すとここが公園であることが分かった。時計を確認すると時刻は昼を過ぎている。この時間のせいか、この暑さのせいなのか人は少ない、少ないどころか人が居ない。 伊佐は何...
2017.08.11 22:00眼鏡を掛けてみたかったある事件で眼鏡を壊された伊佐、眼鏡を作り直しに行く。釘斗が折角眼鏡を新しくするなら眼鏡屋にでも行って好きなフレームでも選べばいいものをと言ってきた。