2017.12.27 22:00仮想空間におけるもう一人の自分夜視の架空世界のモデルが笑わないの年代を起用していて、その再現の高さから水乃星まで再現されていたとすると、あの時代で既にデータを取っている機関があってもおかしくないのはないだろうか。あの世界でもし合成人間だったりMPLSだったりした人が、ただの人として平和に暮らしていたと考えると……合成人間ズは虚空牙やスパイの囮としての人格にされていそう。虚無に出てきたスパイダーをおびき寄せる探偵人格とか。結局は駒として使われていそうで、自覚が無いだけマシなのか……。
2017.12.08 22:00ある男曰く ある警護をしていた男が彼女を最初に見た印象は、この人は人間だろうかという疑問だった。 この男の本来の任務はある屋敷にいる人物の暗殺が目的である。今は上手く潜入し、警護をしている警官として隙を伺っている。 彼女は常に最低でも二人、いやもう一人を含めれば三人によって守られている。二人は警官、もう一人は「姉さん!」彼女の弟である。 勢いよく開けられてた戸は壊れてしまうのではないかと思ったが、なんとか壊れずに済んだ。 もう一人の警官―伊佐という男、彼はどうやら彼女のお気に入りらしい。彼女を匿う者が不在の隙を狙って伊佐に色々と相手を頼んでいる。勿論、我々(潜入の為、一応仕事はしている)は彼女に個人的に接触するのは禁じられている。伊佐ももちろん分かってはいるはず...
2017.12.04 21:00水槽の夢 彼女と会うのはいつも非現実的な場所。 目を開くと辺りは真っ白な空間。空も床も真っ白でここが部屋なのか、それとも雪原なのかもわからない。雪原ならば寒いはずだが、寒くもなく暑くもない。「伊佐さん」 振り向くと彼女がいた。かつて伊佐が警官だったこころに警護を担当していたその対象。 伊佐は今回はここが夢の中だと確信する。 警護していた時、彼女に関する情報はほぼ与えられてない。伊佐が知っているのは彼女の弟の名だけ。「なあ、いい加減教えてくれないか。貴女の名前を」あの時と同じように彼女は小悪魔的な笑みを浮かべて「教えてあげない」とはぐらかすのだ。 彼女はどこからか出てきたテーブルと椅子の元へ歩き、椅子に座る。右手でもう一つの椅子を指して伊佐にも座るように促す。「...