2019.12.10 18:34印刷技術による技術格差の考察 事件シリーズはファンタジー小説の一種で、作中から見れる文化、技術レベルは(こういったら失礼なんだろうが)よくあるファンタジーにある中世の時代もどきみたいな物理・科学の発展が乏しい世界。 この事件シリーズが中世の時代をもとに考えているのは作者のみぞ知るだし、今挙げた中世ってのもいたるところで見かけるファンタジー創作の中央値みたいなもんとして中世の時代を挙げただけ。 中世かどうかはさておき、文化からある程度は推測できるだろうということでちょっと考えて見ようかとね。 考察しようにも資料が必要なので、今回はその資料を得るためのどのから考えていくか。 基本的にはだらだらあれがあった、これはないを言うだけ。 リンクはあとで見ようかな程度のもの。
2018.08.22 22:00呪いと言うエネルギー元は自分のツイ 事件の世界で”呪い”って概念があるのってちょっと面白いよな。死ぬと呪詛のエネルギーが当たりに影響を及ぼすのなら、考え方としては人が死ねば、死んだ場所に対してはエネルギーの残滓とでも考えるのもありなのに、紫骸城事件では魔女の呪いだとか感覚が”こちら側”なのが面白い。**** 事件シリーズの世界での死についてのエネルギーは、殺竜事件からでも一部語られている。 この事件の世界に関しては死のエネルギーは呪詛と呼ばれ(解釈違っていたら教えてね)、我々がいる世界でいえば電気とさして変わりない、エネルギーの一種とも考えられている。 ただ、エネルギーと言っても、微妙に生き物くさいエネルギーという面倒くささがある。 殺竜事件の序盤では呪殺地雷と言う、呪詛...
2017.07.06 22:00願うのを期待して 洞窟の中にいた竜は空から竹が落ちたことに気が付いた。転移魔法で手元に持ってきた。 竹は竜の手の平に乗った。人よりも大きいが、竜にとっては小枝のようなものだ。竹には数えきれないほどの短冊が括り付けられており、短冊には何か願いごとが書かれているようだ。 今この竹が振って来たのかは知っている。時折空や土の中、いたるところに出てくるどこかの世界にある文化の物。竜も何度か見たことがある。これは七夕と言う日に願いを書いた紙を吊るして祈願する行事に必要なものだ。 界面干渉学の学者に渡したなら喜ぶだろう。彼等がこちらに面会してくるか待ってみたいが、“持ってくる”ことは出来ても“来てもらう”ことは出来ない。 短冊に書かれた紙も見ればなんの目的なのかはいずれ理解するであ...
2017.04.16 22:00手向け 竜が死んだ。 遠くにいる竜の死を感じた。この力、間違いないロミアザルスにいるあいつだ。一体何故。 荒野の竜は鳴いた。 この世界にいる竜は世界に七匹存在している。正確には“いた”である。天候でさえいともたやすく操る力を持ち、全人類の知識をはるかに超える知性をもった、まさに全知全能の生き物だ。 その竜が死んだのだ。それも、何者かによって刺殺されたのだ。 ロミアザルスにいた竜が殺されて幾ばくか経った。荒野にいる竜は空を飛び、下界を見下ろしていた。 下には三人の人間がいる。大柄な男と、仮面を付けた奇妙な男、前者の二人と同じくらいの年かと思われる女性の組だ。三人が何を話しているのかは遙か上空でも聞こえた。 聞けば、先日殺された竜の事件を調べているらしい。……...